フエンスの空き地
こんばんは
飛行機が家の斜め上空を通って着陸する、春日井市議会議員であり、春日井市内を中心に美容室ほか様々な業種業態にて店舗展開をさせていただいている株式会社ブランシェの鈴木貴之です。
いやぁ、うるさいです、、かなりうるさいです、、、
飛行機がほぼ真上を飛んで行ったり、降りてきたりするわけですから、、、
窓を開けてTVを観ていると、確実に音が聞こえない、、、
空港周辺はみんなそんな感じが当たり前と言う環境で育ってきました。
そして更には、僕らの家の近所にはこんな場所がたくさんあります。
フェンスで囲われた謎の土地。
基本、草がボーボーなのがデフォルト。
で、こんな看板が付いています。
子供の頃から見慣れた風景。何なんだろうと思いながらもスルーしていた土地。
議員になって、この空き地が何なのか?今後どうなるのか?みたいな話がまぁまぁあるので、今晩は僕と同じように”フェンスの空き地”を怪しく思っている人に向けて解説をさせていただきます。
この空き地は「移転補償跡地」と言う名称です。
元々はこの空き地に人が住んでいました。空港の騒音が酷いので、ごめんなさいと言うことで、この場所から違う地域へ引っ越ししていただき、当然その引越しに関わる土地を含めた費用は当時の空港の管理者が「国」だったので国が補償したわけです。
よって、この”フェンスの空き地”は今は国の持ち物ということになります。
で、この空き地には2種類あって、この”フェンスの空き地”のスタイルと、”公園”のスタイルがあるんです。
”公園”のスタイルは、このフェンスのままでは勿体無いので、地域活性のために春日井市が国から借りて、公園などを整備したのが始まり。しかしながら、最近ではこの公園がどんどん壊されて、更地になっているではありませんか??!!!
これはどんな事件が発生したのか?ということですが、もともとこの場所は”フェンスの空き地”と同じもの。
よって、国の持ち物。
その国の土地に春日井市が公園を作っていたわけなんですが、国が「この土地返して下さい!」と言われたら残念ながら春日井市は「嫌です」とか言える立場ではないんです、、、、ずっとタダで借りてたわけなんで。
「じゃあ、春日井市が買えば良い」
という話にもなりますが、この”フェンスの空き地”はめちゃくちゃたくさんあるわけです。
財源が続きません、、、、
よって春日井市は、この土地に優先順位をつけて、数箇所購入に至りました。
その市が購入した土地は、駐車場や、防火水槽の兼ね合いなどで引き続き市のために活躍してくれると思う。
さらには、空港の南側に「エアフロントオアシス」という公園があります。
この公園も「移転補償跡地」なんです。よって、更地にして返さなきゃいけないシリーズなんですが、この公園は地域の方々からなんとか残して欲しいとの要望が強いため、現在も綱引き中なんです。「返して!」「嫌です!」「いやいや返してよ!」「ちょっと無理なんです、、、ごめんなさい、、、」みたいな。
で、またさらにややこしいのは、空港の管理が国から愛知県へ変わったこと。
もともと、”フェンスの空き地”は空港の騒音の問題で国が買い上げたわけです。
管理が愛知県に変わると、騒音の問題は愛知県が担当になるわけです。土地は国のもの。騒音問題は愛知県。ややねじれてしまっているんです。で、国が管理していた時はジャンボジェットがバンバン降りてきていたので、今よりも騒音問題が酷かった。その酷い時にこの移転補償跡地を国が買っているんです。「エアフロントオアシス」も同様で、当時はこの場所は騒音が酷い地域でした。が、県営になってからは小さめの飛行機が離着陸しているだけなので、このエアフロントオアシスの場所は、補償外ということなんです、、、ややこしい!!ややこしい!!!
だから市としては、県にこの場所を買ってもらって、県から今までと同じように借りれたら最高にHAPPYなわけです。
それぞれの思惑、それぞれの歴史、それぞれの未来のために何がベストかを考えました。
僕はこの”フェンスの空き地”がそのまま放置されているのがすごく嫌です。
草もボーボーだし、見た感じも嫌な感じ。
飛行機でうるさい事を承知の上で、安く土地が欲しい民間に買ってもらえたら良いのになぁと思います。
名鉄味美駅も近いし、絶対に住みたいって人たくさんいると思いますよ。
で、エアフロントオアシスの話。
ここは、県も買ってくれない、国は返せという中で、それであれば市が頑張って買えば良いと思う。
ただし、市が買うとなると皆さんの税金を使います。
で、おそらくまぁまぁ高額じゃないですか!!
その際に、、今までと同じような公園ではなく、特徴的な公園か、思い切ってサッカー場とかにしちゃっても良いかもしれません。とにかく市民が喜んでくれれば良いと思います。
昨日のblogじゃないけど、視点をどこに置くかで対応も変わる。
市民目線なら、せっかくあった公園がなくなってフェンスで囲われた草ボーボーの謎の空き地になるのは断固反対です。
でも、国の立場になれば、良い加減早く返してよって話。空港の騒音のために貸してあげてたけど、もう県の管理に変わったじゃん。国は関係ないじゃん。だから早く返して!!
県は、いきなり国から買えとか言われても、知らんし!
エアフロントオアシスは、移転補償跡地の定義にはもうハマらないので、県が整備する筋合いはないということ。
市も市で、フェンスの空き地が増えるのも寂しい、、、でも買う金もない、、、どこかの誰か、買ってーーー!!!
当時の前提も変わっているし、なかなかまとまらないね、、、
というお話。
長々とすみません、、、、、、
では!!