ライフキャリアという考え方
おはようございます。
先日、友人である千葉智之氏が2冊目となる本を出版したということで、発売日当日に読ませていただきました、春日井市議会議員であり、春日井市内を中心に美容室ほか様々な業種業態にて店舗展開をさせていただいている株式会社ブランシェの鈴木貴之です。
この千葉智之さん、なんとWikipediaにも名前が出てくる有名人!!
「千葉智之」
凄い人です。
本を出せる人は本当に凄い人です。
美容業界の方ならよくご存知のあの「ホット〇〇パービューティー」の創業メンバーで、あのサイトを一気にこの業界になくてはならないものに仕上げた超超やり手なオトコです。
そもそもそんな凄い人と小生鈴木がなぜに友達なのか?と言えば、一緒にセミナーを全国で行った仲なんです。
全国の美容室経営者向けに、東京、名古屋、大阪、福岡、で行ったコラボセミナーは大変好評で、僕たちbrancheグループのマネジメントスタイルと、千葉さんが持つ業界知識と、他業界での知見をMIXさせてこれからの美容業界に必要なスキルはなんなのか?どうあるべきなのか?という内容でした。
その後、千葉さんが主宰を務める「ホットペッパービューティーアカデミー」の「イノベーターが見ている世界」という企画にも参加させていただきました。
43歳!!!!!
内容はこんな感じ。
そして今回、その千葉さんが書かれた新書。
めちゃくちゃ良かったです。
どう良いか?と言うと、ビジネス本らしくない、小説を読むような感覚で学びができるという、読み手をかなり意識した構成で、主に50代の僕ら同年代のサラリーマンが読むと、今すぐに何かをしなきゃいけない衝動に駆られると言う点です。
僕は、ビジネス本を読み出すとすぐに眠くなるんです、、、、
でも、この千葉さんの本は眠くならず、どんどん次が読みたくなりました。
これは物語調で書かれていたからだと思います。
こういう配慮が素敵。
凄い人が書いた本だから凄いのは当たり前ですが、本当にすごく良かった。
どう凄いのか?という点において僕が皆さんにシェアしたいことはこんなこと。
会社の中だけで得られたチカラだけで戦っていてはこれから先は勝てませんよって話。
そもそも大前提で社員さんと会社のバランスについて。
おそらく会社が強く、社員さんが弱く、会社の言いなりというケースが多いのではないでしょうか?
日本的体質というか、お上には逆らえないという縦社会。
言いたいことが言えない、おかしな指示が飛んできても「おかしいな、、、」と思いながらも従わざるを得ないみたいな。
現場で働く社員さんたちの視点が全て正しいわけではないけど、経営陣に見て聴いてみるスタンスがあるのかないのかがそもそも大切な点だと思う。
社員さん一人一人の人生ですから。
もっと言えば、社員さんにとってみれば自分の人生ですから。
“会社の中で得られたチカラ以外”とはどんなチカラか?って話ですが、趣味や特技をもMIXして良いよって話。
そうなんです。自分が好きで取り組んでいることや、頑張っていることも自分のキャリアに入れちゃって良いんですよ!って事。
このMIXされた力こそがこれからの時代とても重要だという話。
例えば、僕らの会社の例で言えば、ヘアアレンジが大好きでインスタで素敵なスタイルをアップし続けたスタッフがいます。その結果、ヘアアレンジ用の小物パーツのネット販売や、新規事業としてヘアアレンジに特化した専門店の新規OPENまで形にできました。
美容師としての20年近い活動と、もう一つヘアアレンジという自分の趣味であり特技、言い換えれば「武器」をMIXさせて、会社にどっぷりと依存しなくても収入を得られるスキームを作ることができました。
このように、趣味や特技を極めていくことも自分のキャリアを伸ばすためには必要だという考え方。
この考え方がすごく新鮮でした。
何度もなるほど!ってなる自分を感じることができました。
そして時代背景も含めて考えてみると、今までは、60歳で定年、80歳まで生きるというのが平均的な人生における晩年のスタイルでした。しかしながら今は、100歳まで生きられる時代になってきました。100歳まで生きても収入が年金しかない、、、楽しみがない、、、これでは生きていてもむしろ悲しく切ない。だからこそ、仕事でキャリアを積んできたこの50歳という節目の年に、会社での仕事のスキルとは別に自分の特技をもMIXさせることを考えよう!!と千葉氏は言う。
僕自身もこの本を読みながら、自分のスキルを棚卸しました。
昨年からやらせていただいている、この議員という仕事は自分のスキルを上手く活かせる仕事なのかもしれないことよくわかりました。このお話は話し出すと長くなるので、また後日にでも。
そして自分の周りにいる会社の後輩たちや、大学、高校の同級生とかは一体どうなんだろうとか色々と考えさせられました。
このまま会社にしがみついたままでいいのだろうか?
会社にどっぷりと依存せず、自分の学びをコツコツとしながらチカラを積んでいく。
本を読んだり、人と会ったり、とにかく動いて動いて動きまくって自分の価値を高めている人。
そんな人は、この本を読むと色々と頭の中が整理できるし、次は自分がどうあるべきかも見えてくる。
ただ焦る人もたくさんいるでしょう。
「俺、めちゃくちゃやばいじゃん、、、何にもスキル積めてない、、、何とかしなきゃ、、」となればまだ良い方。
「俺、関係ないし、、多分このままで大丈夫。何となるから。」となる人が一番危うい。
時代は大きく変わっています。
人も大きく変わるべき。
会社も大きく変わるべき。
これから先、生き残っていくためには。
絶対に。
そんなことを真剣に考えさせられる良い時間でした。
千葉さん、素敵な本をありがとうございました。
また語らいましょう!!
では!!