15分雇用
こんばんは
地域で頑張っている人を全力で応援したい、春日井市議会議員であり、春日井市内を中心に美容室ほか様々な業種業態にて店舗展開をさせていただいている株式会社ブランシェの鈴木貴之です。
今日は、不登校やひきこもりの課題解決に前向きで先進的な取り組みをされている”ワンぽていと”さんでのイベントに伺いました。ワンぽていとの小栗オーナーは、カフェを経営しながら社会問題と向き合うという”二刀流”のすごい方です。
その取り組みがあまりにも素晴らしいので、メディアが多数取材してくれます。
そんな数ある取り組みの中で、あまりにも有名な取り組みとして「15分雇用」というものがあります。
これは小栗オーナーがひきこもりの子達の心のあり方をよく知っているからこそできた取り組みだと思います。
どういう取り組みかと言えば、ひきこもりの子達はこのままでは良くなくて、早く社会に出なきゃいけないと分かっていながらも、心に傷を負ったりして、なかなか一歩を踏み出せない子が多い。そんな子たちの気持ちを考えて「15分なら頑張れるでしょ」ということからこの「15分雇用」が生まれたわけです。
普通の会社ではこのような制度はなかなか実現できない。
シフトもない。働きたい時においでというスタイル。
よって、シフト過剰になることもある。
さらには、たった15分だけのために働きにこられても困るというのが大筋だと思う。
人件費が余分にかかるし、人がいない時も出てきてしまい、困る。
多くても困るし、少なくても困る。
でも、小栗オーナーはやる。今までやり切ってきた。
それは、ひきこもりの子たちの心に寄り添っているから。
この課題が深刻で、放置できないとても大事なことだと理解しているから、何とかしなきゃというスタンスで臨む。
だから、ひきこもりの彼らに自分のお店の仕組みを合わせるということになるのです。
凄すぎます。小栗さん。
究極の顧客目線。
これこそ唯一無二の雇用スタイル。
ここまで振り切るから、多くのひきこもりの子たちから連絡が来る。
助けてくださいと。何とかしてくださいと。
そうやって、このワンぽていとという場所は、なくてはならない存在として、多くの方々から必要とされる。
行政は、こういったみんなのためにと頑張っている人や団体をもっともっと知って、支援すべきだと思う。
こういった課題は役所内で全て完結できれば良いのですが、ノウハウも含めなかなか実現は厳しい。
だから民間と連携をとってその団体や個人をもっともっと支援すれば良いと思う。
例えば、目の前に課題や問題がある。
民間企業なら、その問題や課題を解決するために優先順位をつけて予算を投下する。
その予算は大きなものであったとしても、必要ならばGOとなる。
しかしながら行政はどうだろうか??
民間のようにこうもフットワーク軽くは動けない。
それは市民の皆さんから預かった税金だから。勝手に使うことはできない。だから歩みが遅くなる、、、
ならば、動いている人、動ける人を支援すればいい。小栗さんのような人を。まだまだたくさんいるから。たくさんの方々を支援すればいい。
僕はそう思います。
問題解決の最短距離を走った結果、15分雇用が生まれた。
考え方やプランは、実はこのようにシンプルであるべきだと思います。
だって、わかりづらいと理解できず行動に移せないから。
意味なーーし。
僕も、シンプルに課題解決のプランニングをし、このスタンスで民間思考での行政改革を展開していきたいと思います。
では!!