布の服とこん棒
お疲れ様です。
弊社のコスメ事業部の主力商品である「アシッドシェイパー」のwebからのお問い合わせメールの対応で最近は毎日半日を要しておりますブランシェグループ、ビーファーストの責任者の鈴木です。
対応といいましても、商材のことをケミカルレベルでは僕自身がしっかりと理解ができていないため、弊社精鋭部隊のスペシャリスト達にお願いをすると言うだけ。しかしながら、ありがたい事に全国各地からお問い合わせをいただく今日この頃。
先日発売されたこちらの本の影響がかなり高いと思われます。
月刊BOB 3月号 別冊酸熱トリートメント&プレックス系パーフェクトガイド
今まで業界になかった新しいジャンルを切り開いた僕たち。
「酸熱トリートメント」と言う新ジャンル。
僕らの商材開発の視点はいつも、お客様。
常にお客様を見ています。
お客様とは、美容師さんでも、美容ディーラー様でもなく、この商材を実際体験される方。
いわゆる生活者の方々。
このアシッドシェイパーも他メーカーさんの動向や、業界セオリーを気にしていたら絶対にできなかったアイテム。
僕らの視点はいつもそう。
だから結果的にウケているのだと僕は思っています。
これこそが正解なのだと確信しています。
そんな僕らのコスメ事業部に半年前に新人さんが入りました♪
その名も津曲くんです。
右上の「ん?」って顔してる彼です。
こちら先日の営業会議での一コマ。
彼なりに考えた内容で「プレゼン」のロープレを先輩方が見守る中やらされると言う苦行。
結果、合格!!!
新人とは思えないとても良いプレゼンテーションでした!!!!
僕自身、彼の成長をとてもとてもとてもとても嬉しく感じました。
「やればできるじゃん」
そんな感じと、
「よくやったじゃん!」
そんな感じ。
そんな彼とのこんな裏ストーリー。
入社から半年が過ぎようとした昨年末に僕は津曲くんと面談しました。
「いつデビューできそう?」
そうたずねると
「まだまだです。あと半年以上はかかります。何故ならば、、、、、」
と知識が不足していることを力説するツマガリータ。
「まだまだ先輩たちに教えていただかないと無理ですね、、、」
と。
「は?」
「今なんつった?????」
僕には到底理解できない返しでした。
「ここは学校じゃないし。学びたかったらそれは学校でやれよ!それならまず学費払わないと!」
「ここは会社だし。自ら自主的に学ばなきゃマズイでしょ!」
補足ですが、研修期間は6ヶ月あるわけです。決して短い教育期間ではないわけです。
そのあとのこの返し。
ありえんなと。
久しぶりに僕はスイッチが入りました。
でも、彼は知らないんです。
どうあることが正しいのか?これからどうすれば良いのか??何が正解だったのか?
だから僕は教えました。
彼のなぜ?に向き合いました。
そして考え方の軸をしっかりと伝えました。
学びとは何かをももう一度伝えました。
そのためにも、まずやらせること。
僕はここをしっかりと彼に伝え、その場も用意しました。
座学でのインプットは僕の経験上ほぼ意味はない。
いざ、現場で対応に困ってから初めて「学び」に対するテンションが上がってくると言うもの。
だからこそ、まずはやってみること。
ドラクエ的に言えば、まず「布の服」と「こん棒」くらいの装備をしたら、とりあえずスライム倒しに行こまい!!って話。
「魔法の鎧」とか、「勇者の剣」とかそんな凄い武器は後からでよし!!
まずやってみて、自分の実力を知り、「足りてない!!」と感じたところから全てが始まる。
そこからが本当の学びの時間。
しかしながら「布の服」や、「こん棒」も持たずに冒険へ出かけるのは、そりゃ無茶な話。
スライムにも失礼だし。
僕の教育論は、まずやらせてみる。
そこから全てが始まると言うもの。意味のある教育が始まると言うこと。
そのためのステージを作るのが僕や、先輩たちの仕事。
「布の服」と「こん棒」で、初めてスライムを倒した時の感動を分かち合ってあげるのが、僕や先輩の仕事。
次のレベルアップに向けて伴走してあげるのも、僕や先輩の仕事。
しっかりとした教育とは僕はそう言うものだと思っています。
と言うことで、ネイル事業部の千穂MGの「教育論」のセミナーもあと、2月24日の東京開催を残す所となりました。ネイリストの組織化や、教育について悩んでいる方は是非お越しください!!
僕らにとって、「教育」ってずーっと大事なファクターですね。
これからもしっかりと向き合っていきたいと思います。
では!!