リッツカールトンと美容業界
お疲れ様です。
5月の終わりがけに人生初沖縄を堪能してまいりました、ブランシェグループの鈴木です。
まぁまぁ出張も多く、ほぼ全国伺ったことがあるにも関わらず、なぜか沖縄だけは行ったことがなかったと言う。
と言うことで、人生初沖縄。
最高でした。
また行きたい。
と言うことで、リピート決定。
僕たちの美容室でも、この「リピート」とワードはとても大切。
僕は一番大切な指標だと思います。
今回「また行きたい!」となった一つのポイントに”ホテル”があります。
ちょっと頑張ってリッツ・カールトンにしました。
リッツも初。
「ホスピタリティ」の学びでよく出てくるリッツ。
「おもてなし」=「リッツ」
みたいな。
いかほどのものか知りたいと言う好奇心もあり、2泊させていただきました。
結論、「また行きたい!」と。
この感情を振り返ると、
ホテル自体オシャレな佇まいだが、設備がピカピカで新しいわけでもない。
海が見えるベストロケーションでもない。
むしろ山の上だしね。
そして決定的なのは、価格が安いわけでもない。
でも、良かった。
めちゃくちゃ良かった。
沖縄に来たらまたここに泊まりたいと思う。
では、何が?
何がそこまで僕の気持ちを掴んだのだろうか?
それはやはり、「スタッフさん」です。
ここで働く方々全員が、凛としていて、そして華があり、それでいてしなやか。
子供も雑に扱わず、丁寧に。そして優しく同じ目線で会話をしてくれる。
お客様対応も仰々しくなく、常に自然。
そしていつも笑顔。
お部屋に置いてあるお手紙も心温まる。
出かける前には、必ずお水があるかどうか聞いてくれる。
年配のドアマンも、慣れない手つきで一眼レフを操って笑顔で写真を撮ってくれる。
そこには「できません」はありませんでした。
全てにおいて、顧客主義。
ただし自然に。
ハードだけではなく、ソフトの充実から生まれる、僕たちお客様の高い満足感。
これは僕らの業界でも同じ。
いくら綺麗でカッコいいお店を造っても、そこで働く人たちがここで働く事に誇りを持って働いていなきゃすぐにお店は汚くなるし、いいお店にはならない。お客様もたくさん利用してくださらない。
でも誇りを持つには、そもそもそのホテルに”ブランド力”が無きゃそりゃ厳しい。
ただ残念な事に、”ブランド力”は、すぐには付かない。
リーダーはもちろん、そこで働く人たちみんなが同じ思いで「このブランドはこうあるべきだ!こうありたいんだ!!」と発信し続け、また、細部にこだわり続けていくことで成り立つものだと僕は思います。
これからの時代、美容業界は特にこの”ブランド力”が無きゃ勝てないと思います。
決して高いものが「ブランド」ではないわけで。
周りを取り巻く全ての方々から認知されている事こそが「ブランド」。
僕は、高いレベルでお客様から満足しましたよと言っていただける会社でありたい。
このリッツのように。
対価が高額であれば、それに見合うレベルの高いサービスの提供は必須。
高額の対価をいただく理由は、そこで働くスタッフのみんなのため。
みんなの生活を豊かにするため。
広くは、この美容業界の低いと言われる生産性を高めるため。
それこそが、ここで働くことに誇りを持つと言うことにも繋がると思うから。
そのために僕らがすべきこと。
それは、たくさんあります。
学び一つとっても、技術もサービスも、マネジメントも、礼儀作法も、ファッションも、メイクもまだまだたくさんあるわけです。
それを一つづつ、ただただひたすら一つづつコツコツとずっとやり続けることが力になるのだと思います。
簡単にいいお店はできないものです。
そこで働く全てのスタッフさんたちの意識とレベルのコントロールはとてもとても難しい事だから。
でも、答えがあるのであとはブレずにやり続けるだけ。
ただそれだけ。
僕はそう思います。
たくさん学ばせていただきましたし、本当に素敵なホテルでした。
また、必ず利用させていただきたいと思います。
さて、今週も刺激的な1週間。
張り切って行きましょう!!!!!!!!
では!!