先輩と後輩

おはようございます

昨晩は、議員と市役所の方々との懇親会に参加しておりました、春日井市議会議員であり、春日井市内を中心に美容室ほか様々な業種業態にて店舗展開をさせていただいている株式会社ブランシェの鈴木貴之です。

この会は、年末の12月と年度末の3月と2回あるのですが、僕はこの会が結構楽しみだったりします。

市役所側の方々を僕らは「当局」と呼ぶのですが、その当局側の皆さんと、僕ら議員とがフラットに呑んで語れるような場があまりないので、僕はこの会で、ざっくばらんに当局の皆さんが日頃思っていることや考えていることを伝えてくれることが、とても楽しみで仕方ないのです。

昨晩は、課長と部長にそれぞれの担当委員会の懇親会に参加していただきました。

いつも大変お世話になっている方々です。

僕の目には、当局の組織体制というのは、「縦」をとても重んじる組織に映ります。

課長→部長→副市長

と市の上層部はそんな構成になります。

課長になるにも武功を積んで、選ばれていくし、部長となればさらに大きな武功が必要。

企画経営部長、DX推進部長、総務部長、市民生活部長、いきがい創生部長、産業部長、教育部長、健康福祉部長、こども未来部長、環境部長、まちづくり推進部長、建設部長、上下水道部長、市民病院事務局長、教育長、消防長、監査

と、部長職のポストはたったのこれだけしかないんです。

部長ともなれば、おそらく武功だけではなく、人徳というか人間力も等しく求められるのだと思う。

そんなお話も昨晩はたくさん伺うことができた。

武勇伝は本当に面白い。

そんな中でも、「先輩と後輩の話」が非常に面白かった。

ある部署では、課長がとにかく仕事ができる。

スーパー課長と言っても過言ではないほど。

できるが故に、部下や後輩にはあまり仕事を任せない。

その課長のポテンシャルでグイグイ組織を牽引していくスタイルだという。

しかし、もう一つの部署では、課長は仕事を部下や後輩へバランスよく振っていく。

チームで仕事をこなすというスタイル。

この二つのスタイルの異なる部署の話ですが、人事異動があった時に真意が問われることになります。

このスーパー課長が異動になった際に、残されたメンバーに力がついていないことに気づく。

スーパー課長の後任の課長がめちゃくちゃやりづらいわけです。

かといって、長い間このフォーメーションで戦ってきたから、課長以下のメンバーはどうしたらいいかがわからないし、、、

こんなオチなわけです。

僕が考える先輩の役割の中に、後輩の教育とか、成長の手伝いというのがある。

それは組織の継続的な成長のために必要なミッションである。

これも考え方で、僕たちの美容業界では、先輩が後輩に技術を教えるのは当たり前。営業後に残って練習を見てあげるという文化がどこの美容室にも多かれ少なかれ必ずある。

これは、自分も先輩にやってもらったから、自分が先輩になったらやってあげようと言う、仕組みというよりは気持ちの部分が大きいと思う。

ただ、最近では関係性やつながりが希薄になってきて、先輩が後輩の面倒を見ることは先輩にとっては面倒なことであり、後輩にしてみても余計なお世話だという話もチラチラ耳にする。

なんだかなぁ

と僕は思うわけです。

自分がしてもらってありがたかったことは、後輩にもしてあげないと。

押し売りと言われるのは切ないけど、声かけはしなきゃ。

LINEでコミュニケーションが取れる時代。

先輩と後輩の関係性もLINEによって大きく変わっていく。

でも、変えちゃいけないものもあるんです。

やめちゃいけないこともあるんです。

組織を継続的に進化成長させていくために。


※昔、多店舗展開する美容室のNo.2が登壇するセミナー「参謀」というのを数回やりました。
 経営者もさることながら、それを支えるNo.2の存在が大切ということで、鈴木も登壇させていただき語らせていただきました。
 これは楽しかった!!

ということで、僕は遠慮せず大切なものを後輩に、これからもガシガシ伝え続けていきたいと思います。

では!

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